母のトイレ事情 続き
母は亡くなる4日前までポータブルトイレで用を足す事が出来た。
ポータブルトイレで用を足せるので母はしきりにリハビリパンツをやめて普通のショーツを履きたいと願っていた。
私に買ってきて欲しいもののメモに何度もショーツ3枚と書いていた。
でも、その願いを叶えてあげる事は出来なかった。
たまにだが失敗する事もあったからだ。
ここからはより深いシモの話しになるので、読みたくない方はストップして下さいね。
母は80代後半から少しずつ食欲が減少し、施設に入居した時は38キロほどだった。身長も縮んで145センチほど。
少しずつ歯が悪くなり、下の歯だけがポロポロ4本抜けて一年前に部分入れ歯になったのも食欲減退の理由だったようだ(上の歯は最後まで自分の歯だった)。
入れ歯にものが挟まる事を嫌がり施設で提供してくれる食事も完食する事は一度も無く、野菜など食物繊維のある物をちゃんと食べられなかったようだ。
そうなると大きい方の排泄が困難になる。
施設には訪問医、訪問看護師が来てくれていたので、下剤を使い排泄を促してくれた。
母の場合は液体の下剤を水に溶かして食後に他の薬と一緒に服用していたそうだ。
ちゃんと大きい方の排泄が出来ているかどうかは月に一度のケアマネジャーさんとのやり取りでその事を毎回確認していた。
下剤の服用が上手く行くと良いのだが、上手くいかないと当然失敗してしまう。
そんな訳で母のショーツを履きたいという願いは叶えられなかった。
そんな訳で時々失敗はあるものの順調に母の施設での生活は続いていた。
ところが今年の7月末、母のリハビリパンツに出血が見られたとケアマネジャーさんから連絡が来た。
続きます。