開かない冷凍庫

意を決して開いた冷蔵庫の中身は思っていたよりは少なかった。

まずは冷蔵室から。

当たり前だが全滅しており、悪臭を放っていた。

マスクを二重にしても無理だった。

 

厚めのビニール袋を二重にしてどんどん詰めていく。

賞味期限が2年前の日付けどころかその前のものも入っていて驚いた。

 

次は冷凍庫だ。

えっ、

開かない!

 

力を込めて引っ張ってみるのだがびくともしない。

中で何かが発酵してガスが充満し、密閉状態にでもなったのだろうか?

ううう。

 

冷凍庫は一旦あきらめて一番下の野菜庫を開く。

ここもあまり入ってはいなかったが、元野菜だったであろう黒いものがいくつか入っていた。

通電中に乾燥したのか割とパサパサしていた。

 

瓶に入った調味料やご飯のお供などの中身を出して瓶を洗い、分別していった。

 

その日は車できていなかったため、集めたゴミを市の指定ゴミ袋に入れ、ブルーシートにくるんで庭の隅に置き、一旦作業を終えた。

 

この時点で居間以外の部屋はたくさんの物であふれたいわゆるゴミ屋敷状態だった。

 

続きます。